家庭教師と塾…塾・学習塾・進学塾選び…oh!お勉強ネット

子供を勉強させる環境として家庭教師と塾の選択肢があります。受験対策や授業の補習のために利用する場合、どちらの方がより適しているのか悩むケースも多いようです。正しい選択をするためには家庭教師・塾両方のメリットと特徴は把握しておくほか、子供の性格や好みもしっかりと踏まえておく必要があります。

では家庭教師と塾の特徴・メリットにはどのようなものがあるのでしょうか。まず家庭教師。最大の特徴は個人授業であることと、教師が家庭に赴いて授業を行う点。完全な個人授業となりますから、子供の学力や学習状況に合わせて授業を進めていくことができます。塾の集団授業の場合、他の生徒についていけなくなってしまう場合もありますから、この点は大きなメリットとなるでしょう。また、通学の手間を掛ける必要がない点も家庭教師ならでのメリットとして挙げられそうです。

さらにもうひとつ、教師と生徒の距離が近い点も特徴として挙げられるでしょう。ですから波長が合うかどうかが重要なポイントとなってきます。よい関係を築くことができれば勉強が楽しくなり、授業が楽しみになったり、予習・復習をしっかり行う習慣を作ることができます。一方、いくら評判のよい家庭教師でも相性がよくなった場合には逆効果で成果を挙げることが困難になります。

一方塾の特徴は集団授業がまずポイントとなります。最近では個別指導を行う塾も増えてきましたが、学習塾といえば集団授業が基本です。入会前に学力テストを行い、成績に合わせてクラス編成を行う塾が多く、同じくらいの学力の生徒と一緒に学ぶことになります。そのため一緒に学ぶ友人を作ることもできますし、よい意味で競争意識が目覚めて勉強により気合が入る環境を得ることもできるでしょう。複数の講師がそれぞれ専門の教科を担当することになるため、より質の高い授業も期待できます。テキストやカリキュラムもその塾オリジナルのものを利用しているほか、受験対策や模擬試験、入試予想問題といったノウハウを持っている点も学習塾の重要なポイントとして挙げられそうです。

これらの特徴を踏まえたうえで子供の性格に合った方を選ぶことになるでしょう。家庭教師の場合、集団での授業が苦手な人、人前で質問をしたり講師に直接尋ねるのが苦手な人は家庭教師の方が向いているでしょう。また部活などで帰宅が遅い、他にも習い事があって忙しい場合も通学の手間が省ける家庭教師が向きそうです。一方学習塾は積極性のある人、仲間と一緒に勉強していきたいと思っている人に向いている選択肢となります。受験対策を綿密に行いたい、志望校を決める際にアドバイスや情報が欲しいと思っている場合にも塾の方が適しているでしょう。また、家庭教師に比べて学費が安く済むので経済的な面も選択肢に加える必要があるのでしょう。

どちらが優れているという判断は難しく、あくまで子供との相性が決定的な要素となってくるだけに、慎重に判断して決めるようにしたいものです。